山梨県ウェブマガジン やまなしぃ

住まい

 

次世代に引き継がれる、山梨の恵み

風土との最適な組み合わせは、
県産のスギとヒノキ


ご紹介する施工例は、パッシブ型のソーラーシステムを採用した「蔵の家」シリーズ。自然の恵みを利用し極力機械的なエネルギーの使用を抑えることを目的とした、環境にもお財布にも優しい建物です。
お蔵で培われた置屋根を応用し、開口部には断熱性能の高い木製三層サッシを採用、若い方や女性にも好まれるデザインに仕上げました。


この「蔵の家」シリーズをはじめ、山梨県産材健康住宅研究会が手がける住まいの魅力は、何より使用する木材のすべてが無垢の木で、そのほとんどが県産材ということ。木材の地産地消は環境面だけでなく住まいと風土とのかかわり、さらには地域経済や景観形成といった面でも大切と考えているためです。

地域の風土に最適な住まいは、地域で育った木で造るのが最も良いとされています。使用する木材の量は一般的な木造住宅に比べて6~7割も多く、構造材にはヒノキ、そのほかの建材にはスギが多用されています。

あらゆる自然素材に宿る、
職人たちのこだわり


また、山梨県産材健康住宅研究会が強くこだわっているのは、建物だけでなく建具や家具、あるいはシステムキッチンなども手づくりで仕上げていく姿勢。洗面台や浴室についても既製品を取り付けるだけの工事でおわらず、職人自ら「造る」ことを大切にしています。
今回ご紹介した「蔵の家」ではキッチンのトップに白いタイルを採用していますが、もちろんステンレスにも対応可能。キッチンの引き出しまで無垢のヒノキというのは珍しく、手づくり感がよりいっそう感じられますね。
もちろんキッチン以外にもダイニングのテーブルやイス、洋室のベットフレームなど、いたるところにヒノキが用いられています。

このほか、壁や天井にはビニールクロスを使わず、漆喰または和紙の壁紙をふんだんに使用。部屋を明るく、優しい風合いに見せてくれます。
畳には国産減農薬の藁床とイグサ、カーテンには厳しい安全基準をクリアした自然栽培綿を採用しています。
さらに木製スイッチプレートや紙巻器を使い、照明器具も和紙で造られたものをお勧めしていて、徹底的に自然素材にこだわっています。

スギのフローリングがいっそう映えるリビングでは、暖房器具に薪ストーブやペレットストーブを希望するお客さまが多いとのこと。住まう人々自身も、木の国の文化を積極的に暮らしのなかへ取り入れようとしているようです。家を“ 買う ”というより、ご一緒に“ 造る ”という気持ちで、その過程を楽しむ方が多いためでしょうか。


あらゆる建材で安全性を
追求し続けること


山梨県産材健康住宅研究会の造る住宅では、建物の基本となる木材の安全性はもちろん、その他建材についても可能な限り有害化学物質の削減を進めています。
近年、シックハウスやシックスクールが大きな社会問題となり、個々の特定物質については安全基準が定められてきました。しかしそれは、最終的な住まいの安全を意味するというわけではありません。「真の健康住宅とは、住まいとして総合的に安全性が確立されたものでなければいけない」というのが、同研究会の理念です。

人間の健康は環境問題と切り離すことができません。すべてのものは地球から生まれ、地球に還っていくのだから、基本は自然素材。
同研究会では「可能な限り土に還るもの」、「再利用しやすいもの」、そして「廃棄時に環境への負荷が小さいもの」という優先順位を立てたうえで使用建材を決定するよう心掛けています。その積み重ねが、ごみ問題への解決や地産地消の推進にもつながるためです。

ひとりでも多くの方に県産材を用いた健康住宅に住んでいただき、次世代により良い地球環境と持続可能な社会の礎を引き継いでいくことが、同研究会の願いでもあるのです。

山梨県産材の無垢材で地産地消。
森から生まれた自然素材中心の家づくりで
真の健康住宅を実現していきます。


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