山梨県ウェブマガジン やまなしぃ

特集/Special

 

天の川天体観測

皆さんご存知の通り、7月7日は七夕です。今回は七夕にかけて『天体』をテーマに山梨のオススメ天体観測スポットをご紹介します。

山梨のオススメ天体観測スポット 山梨のオススメ
天体観測スポット


【1】山中湖パノラマ台
富士山の絶景ポイントとしても知られている高台。標高1085m。駐車場もあり、カメラ等の設置場所もあります。大きな富士山も見えて寛大な風景です。
公式サイト 山中湖パノラマ台

【2】清里・美しの森駐車場
関東からのアクセスが比較的よい場所なので、天体観測地の定番として知られているのが八ヶ岳周辺の高原エリア。標高も高く八ヶ岳はもちろん富士山も見えてしまう贅沢なスポットです。
公式サイト 清里・美しの森

【3】乙女高原
山梨市にあるこの観測地では、市街地では見られないほどの星空が圧倒的な迫力で頭上に広がり天の川も観測できます。ここでは観望会も開かれていて、初心者から上級者までの星好きな方が集まるそうです。近くにほったらかし温泉もあるのでリフレッシュして観測するのもオススメです。
公式サイト 乙女高原

【4】丘の公園
レジャーハウス付近

清里高原の中心地に広がる「清里丘の公園」は、キャンプ場や、温泉などがある総合リゾートパーク。中でもレジャーハウスの付近が観測地の人気スポット。レジャーを楽しみながら星も見れてしまう一石二鳥な場所です。
公式サイト 丘の公園


【5】山梨県立科学館
初心者の方やなかなか自分では見に行けない・・・という方にオススメなのがこちら。観測機材など全て揃っていて館内の方もいらっしゃるので気軽に見に行けます。天体観測をしたことがないとい方にはまずはプラネタリウムで体験するものありなのでは?
公式サイト 山梨県立科学館


肉眼でもわかる!星のご紹介 肉眼でもわかる!星のご紹介

せっかく観測をするのであればら星も知っていた方が楽しさも倍増です。
ここで夏の時期にポピュラーな星もご紹介致します。

【1】天の川
七夕といえば天の川というくらい有名なのでご存知の方は多いと思いますが、実際にはよく知らない・見たことがない方も意外と多いのではないですか?天の川とは星座のように星と星をつなぎ合わせるものと違い、夜空を横切るように存在する雲状の光の帯のことです。月明かりの無い晴れた夜に、なるべく標高の高い場所に行くとはっきりと雲のようなものが見えます。これが天の川です!

【2】夏の大三角
方角は南東~南南東。空の高い所に位置しています。夏の大三角は3つの星を繋ぎ合わせた名前の通り大きな三角です。
まずは頭の真上の方で、明るく輝いている星『織姫星(こと座のベガ)』を見つけます。次は織姫星の左下のひときわ明るく輝いている星『彦星(わし座のアルタイル)』を見つけます。最後に、彦星の右上で織姫星と同じくらいの高さの明るく輝いている星(はくちょう座のデネブ)。この3つで夏の大三角になります。ちなみに夏の大三角は星座ではありません。

【3】アンドロメダ座
方角は南。アンドロメダ座とはアルファベット『A』の形をしています。アンドロメダ(Andromeda)の頭文字にちなんで名づけられたそうです。近くにアンドロメダ銀河もあり肉眼でも見えるそうなので探してみてはいかがですか。

【4】さそり座
冬のイメージを持っている方も多いと思いますが、実は夏の星座なのです。方角は南下。天の川を下っていった先の赤い星が目印です。その星と回りの星を、釣り針のような形につなぐとさそり座になります。こちらは慣れないとちょっとわかりにくいかもしれません。

他にも夏の星座には、いて座、へびつかい座、はくちょう座、いかる座などまだまだたくさんの星があるのでぜひ探してみて下さい。


そもそも『星座』って? そもそも『星座』って?

星座の始まり
星座の起源は、紀元前3000年でした。メソポタミア地方の羊飼いたちにより考え出されました。彼らが夜になると夜空を見上げて星と星を結び、身近な動物や神の姿などに見立てたのが始まりといわれています。そして、星の位置や動きを観測して「暦」をつくり日食や月食、惑星の動きなどを手がかりとした「星占い」をするようになりました。星占いで使われている「12星座」は、この時代に原型ができたようです。その後、星座を作る方法はギリシアに伝わり神話と結びついて、様々な星座が誕生しました。
紀元前2世紀ごろになると、アレキサンドリアの天文学者プトレマイオス(トレミー)がプトレマイオス(トレミー)の48星座を発表し、48の星座が決められました。現在使われている星座の大部分がこれに含まれています。

日本や中国やインドなどでも独自に星座を作っていました。日本で作られた星座は、さそり座を釣り針に見立てて『魚釣り星』、オリオン座を鼓に見立てた『つづみ星』、おうし座のヒアデス星団を釣鐘に見立てた『つりがね星』などです。
なお、中国は星座のことを『星宿』といいます。これは江戸時代まで日本でも使われていました。

1600年頃になると大航海時代を向え、ヨーロッパの人々が知らなかった南方の星空が知られるようになりました。
これにより、星座を作るに当たって規則が無かったため多くの天文学者があまりにも自由に星座を作り始めてしまい、一時期星座は100をも超える数になってしまいました。天文学の進歩と伴い、1928年に国際天文学連合が過去に作られた星座を整理して世界共通の星座を合計88個にまとめました。
この時、古代から伝わる古い星座はなるべく残され、星座と星座との境界線も同時に決定され、星は必ずどこかの星座に属さなければならないことになりました。ただ星座のつなぎ方や星座絵については現在も正式には決められていないそうです。
ちなみに星座の学名と略称はラテン語を用いることになっていますが、それぞれの国で独自に訳されています。日本では日本天文学会が決定したものが使われています。

使われない星座
100を超えていた星座が国際天文学連合がまとめたことにより消えてしまった星座もあります。その中でちょっと変わった名前の星座をご紹介します。

・小三角座
・百合の花座
・印刷室座
・測定策座
・電気機械

一体どんな星座なんでしょうね? この他にも最も大きい星座だったアルゴ船座、ねこ座、ケルベロス座、トナカイ座など多くの星座が使われなくなってしまったそうです。

調べてみると『天体』というものは奥が深いです。まだまだ明らかにされていないこともたくさんあるのでしょうね。現在発表されていることもすべてご紹介は出来ませんが、こういった知識をつけて観測をしに行くのも天体観測を楽しむひとつの手段だと思います。広大な夜空を見ると悩みが小さく思えたり、リフレッシュ出来たり元気が出てきますよね。こういった普段なかなか見れない景色をわざわざ見に行く価値というものが必ずあるはずです。ぜひこれを機に、みなさんも友達や恋人と夏の思い出に足を運んでみてはいかがですか?